童心

世界には70億以上の人が生活しているが、1人の人間が生涯で出逢えるのは、その内の0.1%にも満たないであろう・・・

 

「人生は良い出逢いが一番」と前回に書いたが、世界は狭くなったとはいえ、普段の生活において、そうそう大切な出逢いには気付くことができない。

 

そこで、本との出逢いがある。本ならば世界各国の著者や登場人物に出逢える。

 

皆は書店や図書館で本からの『呼びかけ』を感じたことがあるだろうか・・・

 

最近はよっぽどの『呼びかけ』を感じない限り、新刊を買うことが無い。断捨利と言えば聞こえがいいのだろうが、頻繁には新刊は買えない。

 

そこで、今もっぱら利用するのは地元の図書館だ。(本屋さんごめんなさいネ)

 

今回、借りた写真の4冊を観て「ワ~ 幼稚!」と思われるかも知れないな~ しかし、今の私に『呼び掛け』てきたのは事実なのだ。最近は自己啓発書や大人向けの小説よりも、児童書に興味が湧く。還暦が近くなり、子どもに戻ったのだろうか・・・

 

その中でも『やまさきしょうてん ひとくちもなか」の著者である村中李衣氏の作品に惹かれている。ある雑誌に掲載されていた短編を読み、気にいって数冊読んでいるのだが、子どもの目線を的確に捉えているし、文章が小気味よくて読みやすい。そして、何より同世代である著者の空気感に安心でき童心に戻れる。

 

本田宗一郎氏の少年のような生き方や潔さには未だに憧れるし、落語の人情噺には笑いと共に生きることが楽になる気がする。

 

『父さんと歌いたい』(キャサリン=パターソン 作  岡本浜江 訳)偕成社 はまだ読みはじめであるが、児童書コーナーで目に飛び込んできた。‘‘「おまえにゃ、才能があるんだ。」ばあちゃんは、そういうけれど、人前で歌うのを考えただけで、11歳のジェイムスは気分が悪くなる。ばあちゃんと、父さんと、三人で歌うのが何より幸せだった。ところがある日、ジェイムスは、一夜にして、カントリーフォークのスターになっていた。‘‘ 歌う喜びを知った少年の感動と、家族のきずなを描いた、話題作。 とある・・・

 

 

 

 

 

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