夏休み明け

 幼年期、少年期、思春期、青春期と、夏休み明けというのは、何故かいやなものだった。(未だに、夏の終わりは切なさが込み上げてくる(笑)なぜだろう・・・)

 

でも、部活などで夏の暑い時期を乗り越える経験をすると、いつの間にかそれ以前より大きく体力や技能がアップをしているものだし、勉学でも暑さで効率の上がらない中で課題をやり切ると、何故か秋には能力アップしている。

 

私を例にとれば、遊びにしても夏休みは小学校の低学年時代の宮崎の田舎町で、幼馴染みや兄と野山を駆け回ったり、川で遊んだりして色々な発見や経験をすると、二学期には何故か一回り成長していた気がする。そして、小3の夏休みに引っ越したアメリカ統治下だった沖縄では、浦添や那覇の基地や都会を目の当たりにしながら、田舎にはない刺激で成長していった。

 

人は幾つになっても成長する、この夏の私は何を経験し成長して9月を過ごしているのだろう・・・

 

たしかに、この夏も本を数冊読んだり童話作家の講演に行ったり、写真展に行ったり、音楽療法士や臨床心理士の講演に行ったりして学び成長しているのかも知れない・・・

 

そんな中、図書館で借りた本のなかに『人生下り坂最高! 火野正平+NHKチームこころ旅 ポプラ社』というNHKテレビ番組(妻の録画をたまに観るくらいだが)の裏事情みたいな本を読んだ。そこで、ふと思ったのだが「あ~ 人生60歳が頂上なら、後は得よう!成長しよう!と力を入れんでも、人生を下って行きながら、(下りのほうが景色も良く見えるし)今までに身に付いたものを後世の人たちに伝え、差し上げていけばいいんや~ 多分そうすれば、周りの人から死ぬまで大事に生かされるんじゃなかろうか・・・」と思っているのである(これも我欲かな?)

 

60歳を前にして、人生の答えを発見した訳ではないが(笑)教えて、伝えて、そぎ落としていくことが、人生一番の幸せな時間になり、『徳』を積めるのではないかな・・・

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コメント: 2
  • #1

    タニモト (月曜日, 12 9月 2016 13:17)

    友サンタさん、お久しぶり。来月、土佐の高知から会いに行きます。
     9月って、まだまだ暑いんだけど、確実に秋が近付いていて、風が変わるんですよね。
     これが切なさの原因かな?
     学生時代、友サンタの影響で聴き始めた松岡直也。
     「9月の風」は、そんな「なんとなく切ない」感漂うメロディーでしたね。

  • #2

    ともさん (火曜日, 13 9月 2016 20:43)

    お~ タニモトくん! 

    そうかそうか!日本一の清流やでっかい太平洋、そして竜馬の故郷から出てくるか!
    当日は、懐かしい連中と美味しい珈琲で手作りの喫茶パーティーしような!!

    松岡直也が一昨年に逝ってしまったとき、『午後の水平線』ばかり聴いていました。
    今日、あの頃以来になるな~『9月の風』をYouTubeで聴きました(ジーン! 涙)

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