カメジロー

転職して半年が過ぎた。

 

どんな職業にしても楽なものはない。いくら人生経験があるにせよ、新人というものは心身が消耗することを実感しているのだが、その甘さを痛烈に反省させられた日になった。

 

さて、世界そして国内が揺れ動いている昨今、衆議院が解散し、選挙が行われる。各政党も色々な駆け引きを行い、我々国民は振り回されている感がある。

 

そんな中、久しぶりにドキュメンタリー映画を観てきた。

カメジローこと瀬長亀次郎氏は私が小、中、高校時代を過ごした沖縄で 権力に対して不屈に闘った政治家である。

 

とは言え、学生の私には面白い名前と独特な風貌が記憶に残っていただけで、恥ずかしいことにその業績のほとんどは、今日この映画を観るまでは知らなかった。

 

沖縄戦で疎開した私の家族は終戦後も九州に留まり、その後20年ほど宮崎県で生活(その丁度半分の時期に私は生まれた)をした。その間の沖縄はアメリカ統治下の劣悪な環境の中での生活を余儀無くされていた。そこで立ちあがったのがカメジローなのだ。(それは映画を観て頂かなければ、私の薄っぺらな知識と表現では伝えきれない・・・)

 

私自身の反省でもあるが、私利私欲を捨て、民衆のために命を掛け立ちあがる姿は、現代の政治家や経営者、あらゆる組織のトップに是非とも観て貰いたい映画である。

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